認知症サポートの道

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認知症介護のための【回想法】セッション後の注意点と日常生活への切り替え方法

回想法とは、認知症の方に過去の思い出を話してもらうことで、自己肯定感やコミュニケーション能力を高める介護方法です。回想法セッションとは、回想法を実践するための時間や場所、話題や質問などを決めて行う活動のことです。

回想法セッションを終えた後は、どのようにすればよいでしょうか?以下のポイントに注意してください。

  • 気持ちをクールダウンさせる:回想法セッションでは、認知症の方が感情的になったり、辛い記憶を思い出したりすることがあります。その場合は、優しく声をかけて安心させたり、気分転換になる話題に切り替えたりしましょう。また、セッションが終わった後も、認知症の方の様子を観察して、落ち着いているかどうか確認しましょう。
  • 日常生活への切り替えを促す:回想法セッションが終わったら、認知症の方に「今日は何日ですか?」や「これから何をしますか?」などの質問をして、現在の日付や予定を思い出させましょう。これは、過去の記憶にとどまらず、現在の生活にも関心を持ってもらうためです。また、セッションで話した内容に関連する写真やグッズなどは片付けておきましょう。

以上が、回想法セッション終了後の注意点です。回想法は、認知症の方だけでなく、介護従者にとっても有意義な活動です。ぜひ、試してみてくださいね。

 

 

回想法をより詳しく知りたい人はこちら。

 

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