認知症サポートの道

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【訃報】初代フラガールの小野恵美子さんが亡くなられました

映画「フラガール」で知られる初代フラガールの小野恵美子さんが、4日にアルツハイマー認知症終末期のため、福島県いわき市の老人福祉施設でお亡くなりになりました。享年79歳です。ご冥福をお祈りします。

小野恵美子さんの経歴

小野さんは、高校卒業後に常磐音楽舞踊学院に入学し、1966年にオープンした常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の舞台でフラダンスを披露しました。初代リーダーとして活躍し、多くの観客を魅了しました。1976年に結婚を機に引退した後も、ダンス教室で後進の育成に尽力されました。

映画「フラガール

映画「フラガール」は、小野さんをはじめとする初代フラガールたちの苦労と努力、そして夢を描いた作品です。2006年に公開され、大ヒットしました。小野さんは映画の撮影にも協力し、ダンサー役の女優たちに指導もしました。映画では、小野さんの役を松雪泰子さんが演じました。

私は映画「フラガール」を見て、小野さんの人生に感動しました。彼女は、地元の炭鉱が閉山する危機に直面した時、新しい観光資源としてフラダンスを始めました。当時は、フラダンスは下品だという偏見もありましたが、彼女はそれに負けずに続けました。彼女は、自分の夢を追いかけるだけでなく、地元の人々や後輩たちにも希望を与えました。

アルツハイマー認知症について

私は介護従事者として、アルツハイマー認知症の方々と接することがあります。認知症は、記憶や判断力などの認知機能が低下する病気です。認知症の方々は、自分の過去や人生を忘れてしまうことがあります。それはとても悲しいことだと思います。

しかし、認知症の方々にも、忘れられない思い出や趣味があります。例えば、音楽やダンスなどです。私は、そうした方々に寄り添って、楽しみや安心感を提供できるように努めています。小野さんも、フラダンスが大好きだったと聞きます。彼女が最期までその情熱を持っていたらいいなと思います。

小野さんは、私たちに素晴らしい遺産を残してくれました。それは、フラダンスだけでなく、勇気と希望のメッセージです。私たちは、そのメッセージを忘れずに、自分の夢に向かって頑張りましょう。小野さん、ありがとうございました。心からご冥福をお祈りします。

 

 

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